投資の順番理解・経験を基に理解できた自己投資の大切さ〜自己投資をするかしないかで金融投資をした際に3倍近くの差に〜
はじめに
投資って聞くと怖いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ハイリスク・ハイリターンなんて聞くとちょっと心が揺れませんか笑
そんな事は置いといて。
多くの人は投資をするのにいきなり始めようとしますがそれは間違いです。
一番大事なのは、自己投資です。
それを解説しいきます。
こんな人にオススメ
- お金を増やしたい人
- 投資の仕方を学びたい人 など
結論
「まずは自己投資から始めろ」
自己投資
投資の種類
投資を5つの投資に分けて説明していきます。
- 自己投資
- 人脈投資
- 事業投資
- 経済投資
- 寄付投資
今回はまず、自己投資を説明していきます。
①〜③は、自分の稼ぐ力を強くする投資で不労所得ではない投資です。
④は、株やFX、社債や保険などの投資です。
⑤は、サッカーのチームのスポンサーやチャリティーへの投資など金融以外に繋がる投資です。
早速ですが、問題です。
AとBの会社があります。
Aの会社は平均売上が毎年2倍程度・利益率が50%あります。一方、Bの会社は毎年1.5倍・利益率30%あります。
皆さんなら、AとBどちらの会社に投資をしますか?
売上–利益=経費なわけですが、ここで重要になってくるのが経費の内訳です。
利益が高ければその分皆さんに入ってくる配当も高くなります。
経費の比重が変動費と固定費のどちらが多いかというのが重要になってきます。
まず変動費ですが、売上が100万円で変動費が30万円の場合、売上が50万円になれば変動費は15万円になります。この様に、売上に比例して変動するものです。
一方で固定費はと言うと、売上が100万円で固定費が25万円だった場合、売上が0円になっても固定費は25万円かかります。売上が下がったからといって給料を下げたり、家賃を下げてもらえたりなんてあり得ませんよね。
会社なので売上が急に半分になる事もありますよね。
Aの会社は固定費が高い為、売上が下がっても支払わなければいけないモノは固定されてあるので、利益がなくなり皆さんへの配当はなくなります。
一方で、Bの会社は急に売上が半分になっても変動費は売上に伴って下がるので、利益は出ますよね。なので配当も貰えるわけです。
この様にして、金融投資をする際はこういった事を見極められないと失敗します。
まずは、決算の理解をしっかりしておく必要があるのでまだ見ていない方は是非見ておいて下さい。
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- 損益計算書(PL)
- 貸借対照表(BS)
- キャッシュフロー計算書(CF)
売上<利益
耳にタコができるくらい言ってますが、ビジネスで大事なのはいくら稼ぐかではなく、いくら残すかです。
投資は、利益率と利益継続年数で投資を決める事が原則です。(※ベンチャーの場合、または経費が広告宣伝費として利用されてる場合以外)
何も知らない人は、「売上が何倍にもなっているこの会社は凄い、投資をしよう」と投資をして失敗します。
なので、それを見極めるスキルを身につける必要があります。つまり、自己投資です。
投資は速い方が良いは嘘
FPや投資信託の人に「投資は若いうちに始めた方が良いから」と言われ始めた上の図の左の人は、月収30万の人が40年間毎月5万円を年利(複利)3%の投資運用をした場合、毎月5万円なので1年間で60万円、10年間で600万円になりますよね。
複利なので10年間で711万円。これを続けて40年後でやっと投資額の2倍になるかなぐらいになり、ここでやっと月の配当も12万程度になります。
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一方で、右の人は10年間自己投資を続けていろんなスキルを身につけたとしましょう。その後30年間毎月20万円を年利(複利)3%の投資運用をした場合、なので40年後には1億2千万ほどになり、毎月の配当は30万円程度にまでなります。
なので焦ってすぐに投資を始める必要は全くありません。
様々な自己投資
- 体験への投資
- 趣味への投資
- モノへの投資
- 知識・ノウハウへの投資
- 技能・スキルへの投資
- 人間関係への投資
これらの投資にはお金を惜しむ必要はありません。
毎晩飲み歩くお金に使うのではなく、少し高いレストランに行ったり、自分の趣味にお金を使ったりは絶対にするべき事です。
また、銀座の高級クラブに行くのも1つの勉強になります。彼女達は、1人1人お客さんの事を忘れない為にノートにその人の事を事細かく記しています。
そういった所から学べる所はたくさんあります。
私は、ずっと貯金をせずにこの様な事に常に投資をしていってます。
高級なレストランに行くのは緊張すると思う人もいるかもしれませんが、来店してドアを開けてくれて椅子をひいてくれる所(単純接触効果)から、価格帯(ゴルディロックス効果)やワインを選ばせる所(混乱法・社会的証明・バンドワゴン効果)など、全てに心理学が詰め込まれています。
そういった事を学ぶ為にも体験などへの投資はどんどんするべきだと僕も思います。
まとめ
若いうちは自己投資をする事に時間とお金を使った方が良いという事です。
では、また👋
サービス設計はロジカルに設計する事でできた6つのステップ〜10分で理解でき実践するだけでいつでも事業を初めれる〜
はじめに
起業したい方などは必ず市場を調べなければなりませんが、多くの人がその調べ方を間違えています。だから、起業したとしても誰も商品・サービスを買ってくれません。
どの様にロジカルに考えて分析していけば商品・サービスをローンチしたのに誰も買ってくれないし、使ってくれないなんて事を防ぐ事ができるのか?についてお話ししていきます。
こんな人にオススメ
- 起業したい人
- 起業したけど全く売れていない人 など
結論
「 世間一般のビジネス設計法に騙されるな」
ロジカル設計
サービス設計の流れ
サービス設計の流れは上の図の様に「3C分析」と「SWOT分析」をして、次に「4P分析」をした後に「デプス調査」「ペルソナ設定」「市場調査」を行って利用する人をリアルに作り込んで、こんな商品・サービスがあったら欲しいですか・使いますか?という事を調査します。
3C分析とSWOT分析
まず、3C分析から説明していきます。
- Customer(顧客)
- Company(自社)
- Competitor(競合)
この3つを活用していくのですが、それと同時に自社分析する際に細かく分析できるSWOT分析を併用していきます。
※ただし、ここで注意が必要なのが多くの人が自社の強み・弱みなど把握している様で把握できていないので、しっかりとした分析が必要になってきます。
では、 SWOT分析はどの様なものか?
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(拡大可能性)
- Threat(縮小可能性)
この4つを活用し、まず最初に自社の強みと弱みを分析し、次に自社の商品・サービスや自社がより大きくなる可能性をがあるのか、それとも小さくなったり倒産してしまうのではないか、といった事をここでしっかりと分析します。
これを終えて初めてサービスを制作していきます。
では、ここで一つ具体例をあげます。
カフェをオープンしたい場合の時を考えます。しかし、近くにスターバックスがあり先行きが心配です。
ここで先ほどの3Cを活用していき、箇条書きで書き出していきます。
[顧客分析(Customer)]
オフィス街/休日はあまりいない/男性が約6割程度/年齢は40代程度が多い印象/スーツを着ている人が多い印象
[自社分析(Company)]
Strength(強み):ドリンク価格がスタバより40%程安い/個人店なので独自のキャンペーンが自由に打てる/アルコールや幅広いフードメニューも出す事ができる
Weakness(弱み):ブランド力が無い/大手では無いので仕入れ原価率が多少高い
Opportunity(機会):夜はBarとしても営業ができる/オフィス街なので企業イベントなどでも利用ができる/フードのデリバリーも可能
Threat(脅威):近年色々な業種でアルコールの取り扱いが増えている為、スターバックスでもアルコールが販売されると集客が減る事が考えられる。
[競合分析(Competitor)]
朝の入店数は50人程度/昼時には約100人程度、夜は40人程度の入店数/女性が多い印象/店内でフードをオーダーする人は入店数の30%程度
➡︎その為、客単価を530円と仮定すると1日の売上は100,700円程度である。
4P分析
次に4P分析を説明していきます。
- Product(製品)
- Price(価格)
- Place(流通)
- Promotion(販売促進)
①Product(製品)
デザイン・ブランド名・パッケージ・サービス・保証などをどの様に変えていく事で良くなるかを分析します。
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②Price(価格)
価格を設定する事で、必然的にターゲット層が設定されてしまうので慎重な検討が必要になります。
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③Place(流通)
製品をどこで販売するのかを決定します。例えば、その商品をコンビニで販売するのか、スーパーで販売するのか、或いは自社ECサイトで販売するのか、などです。
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④Promotion(販売促進)
顧客のニーズを満たす製品を選択し、ターゲット層を決め、そのターゲット層に購入機会を提供できる流通・販売経路を確保します。
ここで先程のカフェオープンの例を引き続き使っていきます。
[Product(製品)]
サラリーマンが多い、男性が多いという観点から、オシャレなメニューよりもボリュームを重視したランチメニューを用意。夜もアルコールメニューを用意。
また、女性の取り込みをの為にタピオカなどの競合には無いメニューを提供。
さらに、企業イベントなどの為に飲み放題メニューも用意する。
[Price(価格)]価格帯は、ランチタイムはサラリーマン取り込みの為、ドリンクセットで900円、夜は競合がいない為高めに設定し客単価4300円程度を狙う。
[Place(流通)]オフィス街である事から一定のデリバリー需要もある事を想定。その為、ランチデリバリーを宅配サービスと提携して提供予定。
[Promotion(販売促進)]忘年会などでのイベントシーズンでの利用を刈り取る為LINE@での登録でドリンク1杯無料などを行う。
看板認知の獲得が可能な為、ホットペッパーなどには掲載しない予定。
ランチタイムに多くのテーブルフライヤーでのクーポン配布などを実施予定。
インスタのハッシュタグキャンペーンで投稿してくれた人にはドリンク1杯無料など。
TTP戦略
上の図の様に、自社と競合の4Pを並べて比較する事で分析する事ができます。
図で言うと、スタバは立地も良く「サードプレイス」を謳っているので置いているものも良いのでそういった所では負けてしまいますが、個人店ならではの自由が効くので他の部分では勝つ事ができます。
この様にして、フレームワークを活用する事でどの様なサービスにでも活用する事ができます。
市場分析
多くの人は、Googleで市場規模を少し調べるだけで終わります。それも一つの手ではありますが、リソースが少なすぎます。
ではどういったものか?
市場分析とは特定の商品やサービスを必要(ニーズ)とする人がどれくらいの数いるのかが①、そしてそのニーズに人々はどれくらいのお金を支払うのか(デプス調査+メンタルアカウント分析)が②、この①×②が市場規模になります。
[ニーズ調査]
これは多くの人に「こんなサービスがあったらどう?」とシンプルに聞く事で、これがとても重要になってきます。
この時にカテゴリーをしっかり分けてください。(例えば、主婦/30代サラリーマン/フリーランスなど)
これは当たり前に必要な事ですが、多くの人ができていません。
ニーズ調査をわかりやすく言い換えるなら、答えを見に行くです。どういう事かというと「ジャンケンで絶対に勝つ方法は?」と聞かれたら答えは、「後出し」しかありませんよね。
先に答えを知っていたら絶対に勝てるのでビジネスにおいても完璧を求めるのでは無く、とりあえずその商品・サービスを構想段階でニーズを調べ欲しいなら作る、欲しくなければ変えるという選択をする事が大事です。
[デプス調査]
多くの企業は、ただ人を集めて話を聞くだけだと思っていますが違います。上記のニーズ調査の中から特定のニーズ確認できたカテゴリー層を呼び、5人〜10人程度に直接対面でヒアリングを行う事が重要です。
つまり、ニーズのある人達を集めて深掘りしていくという事です。これは必ずリラックスした環境での調査が必要となります。
デプス調査の流れ
では、どの様にしてデプス調査を行っていけばいいのか、その流れを説明していきます。
①スモールトーク
日常会話でリラックスをさせます。そして自分の事もよく話し相手に安心感を与えます。これを心理学で「自己開示の法則」と言い、相手より先に自己開示をしプライベートな内容を話す事で「認知的不協和」を起こさせます。
わかりやすく言うと、「この人はなんで初対面なのに自分にプライベートな話をしているんだろう。あれ、この人は凄い自分にオープンに話しているのになんで自分は何も話していないんだろう。話さなきゃ。」という風に脳が勝手に思うのです。
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②ライフスタイル質問
趣味や家族構成や職業や帰宅時間、出勤時間、子供の保育園の時間など平日と休日で分けてその人の1日を聞き出します。
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③ワンアヘッド質問
実際の年収や、家庭の経済状況、そしてローンなどの残高など折り入った質問をしていきます。
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④WHYを必ず3回突きつける
その商品・サービスに対しての意見をもらったり、なぜ必要・不要だと思うのかを聞いていきます。
ペルソナ設定
デプス調査を終えた後は、デプス調査の結果を基にペルソナを作っていきます。あたかもその人が存在しているかの様に年齢、性別、職業、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなどリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
プレゼンでの市場規模はこのペルソナを使って逆算して説明していきます。
では、実際に30代主婦で子持ちのAさんをペルソナとし、宅配晩ご飯サービスのプレゼンをします。
Aさんは毎朝、子供を保育園に預けた後出社しています。旦那は会社員で帰宅時間はいつも22時頃です。Aさんは仕事を16時に終え17時に保育園に子供を迎えにいきます。しかし、その後スーパーで買い物をして晩ご飯を作るのが面倒です。
この様な主婦10人にデプス調査を実施した所、8名が是非サービスを利用したいと言っており、このサービスには1ヶ月の晩ご飯代5万円の半分くらいなら払いたいと言っています。そしてこの街には同じ様な主婦が2万人程おり、その為このエリアにおける市場規模は2万人×80%×2.5万円=月間4億円程度の市場規模が予測されます。
イノベーター理論
市場規模を計算できたからと言ってサービス開始と同時に4億円が入ってくるなんて事はありえません。市場には浸透する順番があるからです。
イノベーター理論の詳細は以前に掲載しているブログを読んでいただけたら理解できると思います。
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初期市場の16%を満足させて口コミされる様なキャッチコピーを作る事が重要になってきます。
例えば、スタバとコーヒー専門店のカフェだったらいつも通りスタバにいく人の方が多いですが、日本唯一の「高級チョコとコーヒーのお店」というキャッチコピーだと初期市場の16%の人達が来てくれます。
まとめ
前回同様、ロジカルに思考しフレームワークに沿って分析をし、デプス調査とペルソナ設定でしっかりと市場規模を測り、初期市場の16%を満足させるキャッチコピーを考える事が大事です。
では、また👋
トークスキルが身に付いた理論〜明日からスティーブ・ジョブズの様に話せる様になり売上は5倍にも10倍にも〜
はじめに
物事がうまく行かなかった時に、それをどう説明しますか?
あるいは常識を全てひっくり返すような事を誰かが成し遂げた時にそれをどう説明しますか?
Appleがなぜ、あれほど革新的な物をヒットさせ続ける事ができたのか。
なぜ、マーティン・ルーサー・キングは市民権運動を指導できたのか。
ライト兄弟が有人動力飛行を実現できたのは、なぜか。
これを読めば、それが理解する事ができます。あなたも次世代のApple社を作ってみたくはないですか?僕は作りたいです。
こんな人にオススメ
- 会社の売り上げが悪い人
- 説得するのがあまり得意では無い人
- 人々を納得させる様な喋り方をしたい人 など
ゴールデンサークル理論とは
この理論はサイモン・シネックさんが提唱した理論です。
サイモン・シネックさんは、Why?How?What?この小さなアイデアで、ある組織やリーダーがなぜ他には無い力を得るのか説明できると言います。
世の中のどの組織も自分たちが何をしているか、どうやってやるかを分かっています。しかし、「なぜやっているのか」がわかっている人や組織は非常に少ないのです。
なぜその事業をしているのですか?
利益のためです。
この様な答えは間違っています。
なぜなら、「利益」は「なぜ」の答えで無く、ただの結果にすぎないからです。
「なぜ」と言う時には、目的を聞いています。「何のために?」「何を信じているのか?」「その組織の存在する理由は何か?」「何のために朝起きるのか?」「なぜそれが大事なのか?」などの様に。
実際のところ、私達が考え行動し伝えるやり方は「外から中へ」です。
つまり、明確なものから曖昧なものへ向かうのです。
しかし、飛び抜けたリーダーや飛び抜けた組織はその大きさや業界にかかわらず、考え行動し伝える時に「中から外へ」と向かいます。
下の図を見て下さい。
多くの人の伝え方
繰り返しになりますが、多くの人の伝え方は、順番はこの様になっています。
Whatから説明するのでこの様になります。
例①
What | 私たちはIT企業を運営しています。 |
How | 顧客にはGoogleやSoftbankなど大手の会社がたくさんあります。 |
Why | 私達は常にクライアント第一で行動します。 |
これでは人の心を動かす事はできません。
動かすどころか「へ〜、そんなんですね。」で終わります。
では、相手に響く伝え方はどうすれば良いのか?
Appleの伝え方
こちら側も復習しておきます。
先程の例とは真逆になるのでこうなります。
つまり、Whyの自分達がなぜこの活動や事業を行っているかを伝えなければいけないという事。
例①
Why |
我々は、世界を変えるという信念で行っています。違う考え方に価値があると信じています。 |
How | 私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ、簡単に使えて親しみやすい製品です。 |
What | こうして素晴らしいコンピュータができあがりました。 |
先程の事例とは異なり、これが示すのは人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされるという事です。
- 自分が提供するものを必要とする人とビジネスするのではなく、自分の信じる事を信じる人とビジネスするのを目標とすべきなのです。
ゴールデンサークル理論は生物学に基づいた理論
この内容は、心理学の内容を使ったものかな?と思いますが、心理学の内容では無く生物学の原理に基づいています。
ヒトの脳の断面を上から見ると脳は3つの主要な部位に分かれており、それがゴールデンサークルと対応しているのです。
- 大脳新皮質「What」⇒合理的で分析的な思考や、言語能力などを司っています。
- 大脳辺縁系「Why,How」⇒食欲や性欲などの欲求や、感情、睡眠や記憶などを司っています。
これは、脳神経科学でも実証されています。
人間の脳は、感情的な動機付けや目的などがなければ効果的な意思決定を下す事は不可能だとされています。
脳神経科学者のアントニオ・ダマシオが提唱するソマティック・マーカー仮説によると、人間の脳は外部からある情報を入手する事で呼び起こされる身体的感情(手汗を掻いたり、ドキドキしたりなど)が、前頭葉の内側を刺激し、意思決定を効率にするという事が分かっています。
つまり、大脳辺縁系に情報が伝わらなければ行動に促す事はできないのです。
ニューロ・ロジカル・レベル(人間の意識の6段回)
このゴールデンサークル理論に似ている考え方がNLP(心理学と言語学から体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問)の分野であります。(ここは推測。)
それが、ニューロ・ロジカル・レベル(別名:人間の意識の6段回)です。
NLPを詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
下の図を見て下さい。結合の仕方が分からなかったので変ですが、、、
この図が何を表しているかと言うと、上から下に対して効果があるというものです。
上に行けば行く程、主観的になり、下に行けば行く程、客観的になります。
まず、それぞれの分野が担当している脳の部分を紹介します。
- 自己認識⇒脳幹
- 信念・価値観⇒大脳辺縁系
- 能力⇒大脳新皮質
- 行動⇒小脳
- 環境⇒五感
今回、ゴールデンサークル理論と一致している部分は「信念・価値観」「能力」「行動」の3つです。
先程も説明しましたが、上から下には影響は及びますが下からは及びません。
つまり、こういう事です。
何かを目標達成する時などに役立つこのニューロ・ロジカル・レベルですが、上の階層を変化させる事でより下の階層の部分への影響が強くなるので、このピラミッドの形をしています。
つまり、上を解決していく事でWhyからHow、そしてWhatへと影響していくのでゴールデンサークル理論は、脳神経科学的にも心理学的にも生物学的にもNLP的にも正しい物だという事が言えると考えます。
イノベータ理論
まず、商品を買ってもらうためには認知してもらう必要があり、認知してもらった後、購買してもらう必要があります。
認知してもらう、つまりPV数を上げなければ買ってもらえる事はありません。
例え、あなたがどんなに良い製品を作ったとしても誰も知らなければその商品は売れる事はありません。
これは当たり前の事です。
PV数をあげたら次に買ってくれる確率、CVRを上なければいけません。
ここで大事になってくるのがイノベーター理論です。
これはどういうものかというと、最初の16%の人が買ってくれると売れる様になるというものです。
これがその図です。
サイモン・シネックさんは、最初の16%の人に買ってもらうにはWhyから話すべきだと言います。
なぜならば、最初の16%の人達は直感で行動する人達だからです。
まとめ
ゴールデンサークル理論は、脳神経学的にも心理学的にも生理学的にも正しいという事が分かっていただけたのではないかと思います。
また、Appleの様に商品を売るには、PV数を上げる為にまず初期の16%の人たちに購入してもらう必要があり、その為にはWhyから話をする事で、CVRを上げる事ができるという事です。
これを、スティーブ・ジョブズがしていたから爆発的なヒットをする事ができたのです。
商品がなかなか売れない、企画がなかなか通らないという人は、このWhyから話始める事を意識して下さい。
では、また👋
男性脳と女性脳を理解する事で人間関係や仕事を豊かなものに
はじめに
人間の脳には、男性脳と女性脳があるというのをご存知でしょうか?
男性脳と女性脳を見極めて活用する事で、営業や商談などの効率が飛躍的に上昇します。
こんな人にオススメ
- 営業職の人
- 暇な人
- 会社の社長
- コンサルタント など
男性脳と女性脳の簡単な見分け方
先ず、脳には2種類の違い「男性脳」と「女性脳」があります。
右手を出して薬指と人差し指を見てください。男性脳の場合は、薬指の方が人差し指より長いです。女性脳の場合は、人差し指の方が薬指より長い、もしくはほぼ同じです。
男性脳に多いタイプは、カリスマと呼ばれる経営者やある種の天才です。一方で、女性脳に多いタイプは、メンタリストなどです。
どのようにして男性脳、女性脳になるのか?
イギリスの心理学者ジョン・マニング氏を中心に行われた研究で、お腹の時にいる時に男性ホルモン(テストステロン)を大量に浴びた胎児は、薬指が長く、そうでない胎児は人差し指が長い、もしくは同じくらいという事がわかっています。
この書き方でも分かる様に、男性だから男性脳、女性だから女性脳というわけではありません!
生物学上の性別と脳の性別が一致しているケースが圧倒的に多いのは事実ですが、現代社会では、草食系男子と呼ばれる様な「女性脳的な考え方をする男性」もいれば、オヤジ女子の様な「男性脳的な考え方をする女性」も増えています。
実際に、マニング氏が行動学に基づいて研究を続けた結果、人差し指より薬指が長いと、たとえ性的には女性でも攻撃的な男性脳の特性を持っていたそうです。(逆も同様)
実際に、「男性の15%は女性脳、女性の10%は男性脳」という医学的報告もあります。
男性脳と女性脳の特徴とは
では、ここからは脳の仕組みと特性を話ながら男性脳と女性脳の特徴と違いを説明していきます。
先ず、脳には「右脳」と「左脳」があります。
右脳は「直感」や「感性」を司る脳で、左脳は「言語」や「思考」を司る脳と言われています。
この両者の間には、「脳梁」と呼ばれる神経が存在しています。これは左右の脳を繋ぎ、情報のやり取りをする役割を担っているのですが、MRIを使った研究では、女性の方が男性よりも右脳と左脳の連絡がスムーズで、両方の脳をバランス良く使えているとの報告がなされています。
男女の違いの~具体例と共に~
ここでわかりやすい例を1つあげます。
女性は男性と違って会話をする時に次から次へと会話が展開していきますよね?
そこに答えがあります。会話をするという論理的行為は、左脳の担当です。
左脳と右脳の情報伝達が得意な女性は、論理担当の左脳と感情担当の右脳を両方上手に働かせて会話をします。だから、言葉からイメージを膨らませたり、感じた事をすぐに言語化する事ができます。
一方、男性は会話をする時には左脳しか使えません。その為、女性の様に言葉に感情を載せて次から次へと繰り出すのは苦手ですが、代わりに論理的な会話の構築がとても得意です。
男女脳別の5つのマインドセット
- 「競争」と「共感」
- 「モノタスク」と「マルチタスク」
- 「論理型」と「感情型」
- 「最終思考」と「拡大思考」
- 「自己完結」と「自己関連」
①「競争」と「共感」
男性脳同士の会話の続きはこんな感じです。
「焼き鳥はくちばしモダンが1番やって」
「いやいや、時代は熊の焼鳥やから」
「あっこは会員にして高級感出してるだけで美味無いから」
この様に、どっちが美味しいかを決めようとします。
自分の知ってる店の方が美味しいという事を主張して、相手よりも優位に立とうとするのです。
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同じ会話でも女性同士の場合はこうなります。
「こないだ丸太町に丸太町やんがすって美味しいそうな居酒屋見つけたんだけど」
「え〜めちゃ美味しそう。今度行こうよ」
「良いよ!いつ行く?そだ、○○ちゃんも誘ってみよ!」
この様に、相手の情報にも共感を示し、一緒に食べに行こうと誘います。優劣というよりも横並び、つまり、相手と同じ立場に立ち、人間関係を深めようとするのです。
男性脳はまず自分の評価に拘ります。「オレはこんな凄い事を知ってるんだ」と誇示したい、自慢したい、優位に立ちたい、つまり1番になりたいと考えるのが男性脳です。
だから、情報も共有したがらない人もいます。
一方、女性脳は情報を得ると「私、こんな凄い事を知ってるのよ」とみんなに伝えて、その情報を共有する事で、共感を得ようとします。
女性脳の共有という心理
さらに、女性脳には「共有したい」という心理もあります。
例えば、友人3人とイタリアンにランチに行ったとします。その店の今日のおすすめは、カルボナーラ、アラビアータ、ジェノベーゼのランチセットでした。3人はどの様に注文するでしょうか?
男性脳3人の場合
「俺、カルボナーラ」
「あ、俺も」
「俺は、ジェノベーゼかな」
女性脳3人の場合
「3種類全部頼んで、みんなでシェアしない?」
「あり!そうしよ!」
「取皿多めにもらって良いですか?シェアするんで」
となる傾向がとても強いのです。
男女脳の発想の違い
この発想の違いには理由があります。
遥か昔の原始時代、男性の仕事は狩猟でした。獲物を追いかけて誰よりも早く、人よりも多く、食糧を手に入れる事が最大の使命だったのです。
↕︎
一方、その時代の女性の仕事は子育てと集落のコミュニティ作りでした。集落を平穏に保つ為にもみんなで分け合う意識は不可欠です。
果実が豊富な木を見つけたら、「あそこに実がたくさん取れる木があるよ」という情報を共有する事で、人々の繋がりを維持します。それが女性の使命でした。
こうした進化の過程が、男女脳の違いに「優位(専有)」と「共感(共有)」の発想の違いを生み出したと考えられます。
脳の違いによる男女の違いは、古代から受け継がれた脳の記憶でもあるのです。
②「モノタスク」と「マルチタスク」
男性脳は「モノタスク」つまり、「一つのことしかできない」ということです。
男性脳の人は一般的にモノタスクな為、目の前の一つのことしかできません。
↕︎
一方、「ながら」が得意な女性脳は「マルチタスク」と呼ばれます。
つまり、同時に複数のことができるのです。
例えば、夫婦の生活の会話を想像してみてください。
「テレビ見てるなら洗濯物も畳んでよ」
「無理。TVに集中してるから。」
「いや、それくらい同時にできるでしょ。」
よくあるシーンだと思いますが、このようにして男女脳は異なるのです。
③「論理型」と「感情型」
夜ご飯を彼氏(女性脳)が作っている時の彼女(男性脳)との会話の例です。
「リカマンでこの魚料理に合いそうな日本酒と白ワイン買ってきて!」
「買ってきたよ!」
「そんだけ?なんかおつまみとかも買ってきて欲しかった。気が効かへんなぁ。」
「言ってくれな分からんよ。」
つまり、「言って欲しい」のが男性脳で、「感づいて欲しい」のが女性脳だという事。
男性脳は物事を理論的に、そしてシステム的に考えます。だから、言われた事を忠実にこなそうとします。
しかし、女性脳は言葉の裏にある「感情」を重視します。女性が発する言葉には、前後に言葉になっていない言葉があるのです。
「ワインと日本酒買って来て(おつまみも欲しい)。」とこんな感じに。
これは、恋愛でも一緒です。
ライン上で次のデートの約束をした時の例です。
「次何食べたい?」
「なんでも良いよ」
「じゃあ考えとくね」
デート当日
「どこ行くん?」
「こないだ行きたいって言ってたとこ予約したよ。」
「え、ほんまに?」
てな、感じです。
女性に「ちゃんと話を聞いてる」という相手の気持ちを察しているというアピールが大事。
④「最終思考」と「拡大思考」
カップルが喧嘩になった時を想像してみてください。
「前もそうやったやん。どうせ今回も口だけやろ。」
「いや、いつのこと言ってんの?てか、前は前で今は今やし。」
「またどうせ次も同じことするやん。」
・
・
・
この様に、女性脳と男性脳では「思考の広がり方」が違います。
特に女性脳は思考が広がりやすいと言われており、今、目の前で起きている事を過去や未来にまでリンクさせて考えてしまう傾向が強いです。これを「拡大思考」と呼びます。
一方で、男性脳はというと、重要なのは今目の前で起こっている事だけ。そこに過去や未来をリンクさせるのは苦手です。
男性脳が女性脳に謝る時は、先回りして謝ると良いです。
「前もこういう事があったのに、今回も同じこと繰り返してるよね。ゴメン。やから、次は同じことせんように〜するわ。ゴメンな。」と、先回りして過去、現在、未来と順番に謝っていけば譲歩してくれる可能性が高まります。
逆に、彼に謝るのであれば過去の事は含めず、今の事を謝れば良いです 。
つまり、男性は結論を急ぎ、女性はプロセスを大切にするという事。
⑤「自己完結」と「自己関連」
自己関連付けとは
女性脳の特徴に「自己関連付け」という発想があります。
これは、自分と関係のない事でも自分と関係があるかの様に結びつけて考えたり、他人の事を自分のことの様に考えたり、自分とは関係ない情報でも自分に必要な情報ではないかと考えたりするのです。
例えば、女性脳の人が占いにハマるのも「自己関連付け」によるもの。
「運勢」という情報を自分に関連付けて捉えるから、「当たってる。これ私のことだ」と思えるのです。世の中に何十万人もいる〜座の人達に向けた「今週の恋愛運は最高」や「今日はトラブルが解決するかも」などの情報を 、頭の中で勝手に「私の事」「私の為の情報」として受け取れるのが女性脳です。
だから、ライン占いが正反対のことを言っていても、それさえも「自己関連付け」が働いてしまいます。
男性脳の自己完結とは
一方、多くの男性脳の人は「占いを信じない」と言います。
その理由は、賢い人ならお分かりでしょうが、③で紹介した論理的思考が備わっているからです。男性脳は、論理的根拠が無い占いに「いかがわしさ」を感じてしまいます。
さらに男性脳の人には、「自分は自分」=主導権は自分が握っていたいという意識があります。そもそも、自分の弱みや悩みを明かしたく無いのが男性脳なので、初対面の占い師に自己開示をしたく無いのは当然の事。
夢の見方は男女脳で異なる⁉️
女性脳は、物事に感情移入したり、誰かに自分を投影しやすいと言えます。
ですから、「今、どんな夢を見ていましたか?」と質問したところ、男性は出来事を客観視している夢が多く、女性は自分が主人公になっている夢が多いという結果が出ました。
韓流の恋愛ドラマや恋愛小説が女性に根強い人気があるのも、その理由からです。
引き続き、男性脳と女性脳の違いから活用の仕方をお話ししていきます。
では、また👋