珈琲じじいのブログ

心理学をメインに自己啓発の内容などを心理学的に裏付けたブログや、時事問題、珈琲、映画、グルメについてブログを書いていきます。

男性脳と女性脳を理解する事で人間関係や仕事を豊かなものに

 はじめに

人間の脳には、男性脳と女性脳があるというのをご存知でしょうか?

男性脳と女性脳を見極めて活用する事で、営業や商談などの効率が飛躍的に上昇します。

 

こんな人にオススメ

 

男性脳と女性脳の簡単な見分け方

先ず、脳には2種類の違い「男性脳」と「女性脳」があります。

右手を出して薬指と人差し指を見てください。男性脳の場合は、薬指の方が人差し指より長いです。女性脳の場合は、人差し指の方が薬指より長い、もしくはほぼ同じです。

男性脳に多いタイプは、カリスマと呼ばれる経営者やある種の天才です。一方で、女性脳に多いタイプは、メンタリストなどです。

 

どのようにして男性脳、女性脳になるのか?

 

イギリスの心理学者ジョン・マニング氏を中心に行われた研究で、お腹の時にいる時に男性ホルモン(テストステロン)を大量に浴びた胎児は、薬指が長く、そうでない胎児は人差し指が長い、もしくは同じくらいという事がわかっています。

 

この書き方でも分かる様に、男性だから男性脳、女性だから女性脳というわけではありません

生物学上の性別と脳の性別が一致しているケースが圧倒的に多いのは事実ですが、現代社会では、草食系男子と呼ばれる様な「女性脳的な考え方をする男性」もいれば、オヤジ女子の様な「男性脳的な考え方をする女性」も増えています。

 

実際に、マニング氏が行動学に基づいて研究を続けた結果、人差し指より薬指が長いと、たとえ性的には女性でも攻撃的な男性脳の特性を持っていたそうです。(逆も同様)

 

実際に、「男性の15%女性脳、女性の10%男性脳という医学的報告もあります。

 

男性脳と女性脳の特徴とは

では、ここからは脳の仕組みと特性を話ながら男性脳と女性脳の特徴と違いを説明していきます。

先ず、脳には「右脳」「左脳」があります。

右脳は直感」や「感性」を司る脳で、左脳は言語」や「思考」を司る脳と言われています。

この両者の間には、「脳梁」と呼ばれる神経が存在しています。これは左右の脳を繋ぎ、情報のやり取りをする役割を担っているのですが、MRIを使った研究では、女性の方が男性よりも右脳と左脳の連絡がスムーズで、両方の脳をバランス良く使えているとの報告がなされています。

 

男女の違いの~具体例と共に~ 

ここでわかりやすい例を1つあげます。

女性は男性と違って会話をする時に次から次へと会話が展開していきますよね?

そこに答えがあります。会話をするという論理的行為は、左脳の担当です。

左脳と右脳の情報伝達が得意な女性は、論理担当の左脳感情担当の右脳を両方上手に働かせて会話をします。だから、言葉からイメージを膨らませたり、感じた事をすぐに言語化する事ができます。

一方、男性は会話をする時には左脳しか使えません。その為、女性の様に言葉に感情を載せて次から次へと繰り出すのは苦手ですが、代わりに論理的な会話の構築がとても得意です。

 

男女脳別の5つのマインドセット

  1. 「競争」と「共感」
  2. 「モノタスク」と「マルチタスク
  3. 「論理型」と「感情型」
  4. 「最終思考」と「拡大思考」
  5. 「自己完結」と「自己関連」

①「競争」と「共感」 

男性脳同士の会話の続きはこんな感じです。

 

「焼き鳥はくちばしモダンが1番やって」

「いやいや、時代は熊の焼鳥やから」

「あっこは会員にして高級感出してるだけで美味無いから」

 

この様に、どっちが美味しいかを決めようとします。

自分の知ってる店の方が美味しいという事を主張して、相手よりも優位に立とうとするのです。

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同じ会話でも女性同士の場合はこうなります。

 

「こないだ丸太町に丸太町やんがすって美味しいそうな居酒屋見つけたんだけど」

「え〜めちゃ美味しそう。今度行こうよ」

「良いよ!いつ行く?そだ、○○ちゃんも誘ってみよ!」

 

この様に、相手の情報にも共感を示し、一緒に食べに行こうと誘います。優劣というよりも横並び、つまり、相手と同じ立場に立ち、人間関係を深めようとするのです。

 

男性脳はまず自分の評価に拘ります。「オレはこんな凄い事を知ってるんだ」と誇示したい、自慢したい、優位に立ちたい、つまり1番になりたいと考えるのが男性脳です。

だから、情報も共有したがらない人もいます。

一方、女性脳は情報を得ると「私、こんな凄い事を知ってるのよ」とみんなに伝えて、その情報を共有する事で、共感を得ようとします。

 

女性脳の共有という心理

さらに、女性脳には共有したいという心理もあります。 

例えば、友人3人とイタリアンにランチに行ったとします。その店の今日のおすすめは、カルボナーラ、アラビアータ、ジェノベーゼのランチセットでした。3人はどの様に注文するでしょうか? 

 

男性脳3人の場合 

「俺、カルボナーラ

「あ、俺も」

「俺は、ジェノベーゼかな」

 

女性脳3人の場合 

「3種類全部頼んで、みんなでシェアしない?」

「あり!そうしよ!」

「取皿多めにもらって良いですか?シェアするんで」

 

となる傾向がとても強いのです。

 

男女脳の発想の違い

この発想の違いには理由があります。

遥か昔の原始時代、男性の仕事は狩猟でした。獲物を追いかけて誰よりも早く、人よりも多く、食糧を手に入れる事が最大の使命だったのです。

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一方、その時代の女性の仕事は子育てと集落のコミュニティ作りでした。集落を平穏に保つ為にもみんなで分け合う意識は不可欠です。

果実が豊富な木を見つけたら、「あそこに実がたくさん取れる木があるよ」という情報を共有する事で、人々の繋がりを維持します。それが女性の使命でした。

こうした進化の過程が、男女脳の違いに「優位(専有)」「共感(共有)」の発想の違いを生み出したと考えられます。

脳の違いによる男女の違いは、古代から受け継がれた脳の記憶でもあるのです。

 

②「モノタスク」と「マルチタスク

男性脳「モノタスク」つまり、「一つのことしかできない」ということです。

男性脳の人は一般的にモノタスクな為、目の前の一つのことしかできません。

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一方、「ながら」が得意な女性脳はマルチタスクと呼ばれます。

つまり、同時に複数のことができるのです。

例えば、夫婦の生活の会話を想像してみてください。

 

「テレビ見てるなら洗濯物も畳んでよ」

「無理。TVに集中してるから。」

「いや、それくらい同時にできるでしょ。」 

 

よくあるシーンだと思いますが、このようにして男女脳は異なるのです。

 

③「論理型」と「感情型」

 夜ご飯を彼氏(女性脳)が作っている時の彼女(男性脳)との会話の例です。

 

「リカマンでこの魚料理に合いそうな日本酒と白ワイン買ってきて!」

「買ってきたよ!」

「そんだけ?なんかおつまみとかも買ってきて欲しかった。気が効かへんなぁ。」

「言ってくれな分からんよ。」

 

つまり、「言って欲しい」のが男性脳で、「感づいて欲しい」のが女性脳だという事。

男性脳は物事を理論的に、そしてシステム的に考えます。だから、言われた事を忠実にこなそうとします。

しかし、女性脳は言葉の裏にある感情を重視します。女性が発する言葉には、前後に言葉になっていない言葉があるのです。

「ワインと日本酒買って来て(おつまみも欲しい)。」とこんな感じに。

 

これは、恋愛でも一緒です。

 

ライン上で次のデートの約束をした時の例です。

 

「次何食べたい?」

「なんでも良いよ」

「じゃあ考えとくね」

 

デート当日

「どこ行くん?」

「こないだ行きたいって言ってたとこ予約したよ。」

「え、ほんまに?」

 

てな、感じです。

女性に「ちゃんと話を聞いてる」という相手の気持ちを察しているというアピールが大事。

 

④「最終思考」と「拡大思考」

カップルが喧嘩になった時を想像してみてください。

 

「前もそうやったやん。どうせ今回も口だけやろ。」

「いや、いつのこと言ってんの?てか、前は前で今は今やし。」

「またどうせ次も同じことするやん。」

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この様に、女性脳と男性脳では思考の広がり方」が違います。

特に女性脳は思考が広がりやすいと言われており、今、目の前で起きている事を過去や未来にまでリンクさせて考えてしまう傾向が強いです。これを拡大思考と呼びます。

 

一方で、男性脳はというと、重要なのは今目の前で起こっている事だけ。そこに過去や未来をリンクさせるのは苦手です。

男性脳が女性脳に謝る時は、先回りして謝ると良いです。

「前もこういう事があったのに、今回も同じこと繰り返してるよね。ゴメン。やから、次は同じことせんように〜するわ。ゴメンな。」と、先回りして過去、現在、未来と順番に謝っていけば譲歩してくれる可能性が高まります。

 

逆に、彼に謝るのであれば過去の事は含めず、今の事を謝れば良いです 。

つまり、男性は結論を急ぎ、女性はプロセスを大切にするという事。

 

⑤「自己完結」と「自己関連」

自己関連付けとは

女性脳の特徴に「自己関連付け」という発想があります。

これは、自分と関係のない事でも自分と関係があるかの様に結びつけて考えたり、他人の事を自分のことの様に考えたり、自分とは関係ない情報でも自分に必要な情報ではないかと考えたりするのです。 

例えば、女性脳の人が占いにハマるのも「自己関連付け」によるもの。

 

「運勢」という情報を自分に関連付けて捉えるから、「当たってる。これ私のことだ」と思えるのです。世の中に何十万人もいる〜座の人達に向けた「今週の恋愛運は最高」や「今日はトラブルが解決するかも」などの情報を 、頭の中で勝手に「私の事」「私の為の情報」として受け取れるのが女性脳です。

だから、ライン占いが正反対のことを言っていても、それさえも「自己関連付け」が働いてしまいます。 

 

男性脳の自己完結とは

 一方、多くの男性脳の人は「占いを信じない」と言います。

その理由は、賢い人ならお分かりでしょうが、③で紹介した論理的思考が備わっているからです。男性脳は、論理的根拠が無い占いに「いかがわしさ」を感じてしまいます。

さらに男性脳の人には、「自分は自分」=主導権は自分が握っていたいという意識があります。そもそも、自分の弱みや悩みを明かしたく無いのが男性脳なので、初対面の占い師に自己開示をしたく無いのは当然の事。

 

夢の見方は男女脳で異なる⁉️

女性脳は、物事に感情移入したり、誰かに自分を投影しやすいと言えます。

ですから、「今、どんな夢を見ていましたか?」と質問したところ、男性は出来事を客観視している夢が多く、女性は自分が主人公になっている夢が多いという結果が出ました。

韓流の恋愛ドラマや恋愛小説が女性に根強い人気があるのも、その理由からです。

 

引き続き、男性脳と女性脳の違いから活用の仕方をお話ししていきます。

 

では、また👋