投資の順番理解・経験を基に理解できた自己投資の大切さ〜自己投資をするかしないかで金融投資をした際に3倍近くの差に〜
はじめに
投資って聞くと怖いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ハイリスク・ハイリターンなんて聞くとちょっと心が揺れませんか笑
そんな事は置いといて。
多くの人は投資をするのにいきなり始めようとしますがそれは間違いです。
一番大事なのは、自己投資です。
それを解説しいきます。
こんな人にオススメ
- お金を増やしたい人
- 投資の仕方を学びたい人 など
結論
「まずは自己投資から始めろ」
自己投資
投資の種類
投資を5つの投資に分けて説明していきます。
- 自己投資
- 人脈投資
- 事業投資
- 経済投資
- 寄付投資
今回はまず、自己投資を説明していきます。
①〜③は、自分の稼ぐ力を強くする投資で不労所得ではない投資です。
④は、株やFX、社債や保険などの投資です。
⑤は、サッカーのチームのスポンサーやチャリティーへの投資など金融以外に繋がる投資です。
早速ですが、問題です。
AとBの会社があります。
Aの会社は平均売上が毎年2倍程度・利益率が50%あります。一方、Bの会社は毎年1.5倍・利益率30%あります。
皆さんなら、AとBどちらの会社に投資をしますか?
売上–利益=経費なわけですが、ここで重要になってくるのが経費の内訳です。
利益が高ければその分皆さんに入ってくる配当も高くなります。
経費の比重が変動費と固定費のどちらが多いかというのが重要になってきます。
まず変動費ですが、売上が100万円で変動費が30万円の場合、売上が50万円になれば変動費は15万円になります。この様に、売上に比例して変動するものです。
一方で固定費はと言うと、売上が100万円で固定費が25万円だった場合、売上が0円になっても固定費は25万円かかります。売上が下がったからといって給料を下げたり、家賃を下げてもらえたりなんてあり得ませんよね。
会社なので売上が急に半分になる事もありますよね。
Aの会社は固定費が高い為、売上が下がっても支払わなければいけないモノは固定されてあるので、利益がなくなり皆さんへの配当はなくなります。
一方で、Bの会社は急に売上が半分になっても変動費は売上に伴って下がるので、利益は出ますよね。なので配当も貰えるわけです。
この様にして、金融投資をする際はこういった事を見極められないと失敗します。
まずは、決算の理解をしっかりしておく必要があるのでまだ見ていない方は是非見ておいて下さい。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
- 損益計算書(PL)
- 貸借対照表(BS)
- キャッシュフロー計算書(CF)
売上<利益
耳にタコができるくらい言ってますが、ビジネスで大事なのはいくら稼ぐかではなく、いくら残すかです。
投資は、利益率と利益継続年数で投資を決める事が原則です。(※ベンチャーの場合、または経費が広告宣伝費として利用されてる場合以外)
何も知らない人は、「売上が何倍にもなっているこの会社は凄い、投資をしよう」と投資をして失敗します。
なので、それを見極めるスキルを身につける必要があります。つまり、自己投資です。
投資は速い方が良いは嘘
FPや投資信託の人に「投資は若いうちに始めた方が良いから」と言われ始めた上の図の左の人は、月収30万の人が40年間毎月5万円を年利(複利)3%の投資運用をした場合、毎月5万円なので1年間で60万円、10年間で600万円になりますよね。
複利なので10年間で711万円。これを続けて40年後でやっと投資額の2倍になるかなぐらいになり、ここでやっと月の配当も12万程度になります。
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一方で、右の人は10年間自己投資を続けていろんなスキルを身につけたとしましょう。その後30年間毎月20万円を年利(複利)3%の投資運用をした場合、なので40年後には1億2千万ほどになり、毎月の配当は30万円程度にまでなります。
なので焦ってすぐに投資を始める必要は全くありません。
様々な自己投資
- 体験への投資
- 趣味への投資
- モノへの投資
- 知識・ノウハウへの投資
- 技能・スキルへの投資
- 人間関係への投資
これらの投資にはお金を惜しむ必要はありません。
毎晩飲み歩くお金に使うのではなく、少し高いレストランに行ったり、自分の趣味にお金を使ったりは絶対にするべき事です。
また、銀座の高級クラブに行くのも1つの勉強になります。彼女達は、1人1人お客さんの事を忘れない為にノートにその人の事を事細かく記しています。
そういった所から学べる所はたくさんあります。
私は、ずっと貯金をせずにこの様な事に常に投資をしていってます。
高級なレストランに行くのは緊張すると思う人もいるかもしれませんが、来店してドアを開けてくれて椅子をひいてくれる所(単純接触効果)から、価格帯(ゴルディロックス効果)やワインを選ばせる所(混乱法・社会的証明・バンドワゴン効果)など、全てに心理学が詰め込まれています。
そういった事を学ぶ為にも体験などへの投資はどんどんするべきだと僕も思います。
まとめ
若いうちは自己投資をする事に時間とお金を使った方が良いという事です。
では、また👋
投資の重要性理解でできた貯金額の増やし方〜ブーメラン税を使うだけで同じ給料でも2倍の貯金ができる方法〜
はじめに
皆さんは、「貯金は大事だ」「貯金をしなければお金は増えない」なんて思っていませんか?
私は、昔からこの考えには全くならなかったのでよく分かりませんが、これを読むと貯金をすると無駄な事がよく分かります。
こんな人にオススメ
- 投資をしたい人
- 預金を増やして投資に回したい人 など
結論
「貯金はしても貧乏になる、お金を運用して増やせ」
資産運用スキル
間接投資
まずは、貯金のスキームを説明します。
皆さんは気付いていないかもしれませんが、実は投資家になっているんです。
どういう事か?
- 皆さんが銀行にお金を預けます(預金)
- 銀行は預かったお金で国債を買ったり、家を買う人に融資をしたりなど、投資をします。
- その投資の分から配当を銀行は貰います。
- その配当から一部皆さんに利息が渡されます。
皆さんは最初、「いや自分は配当金なんか貰っていない」 と思ったかもしれませんが、それが利息です。
昔は、ゆうちょ銀行で年利12%なので100万円預けてたら次の年には112万円になっていました。
人間は自分が学んできた、経験してきた事しか話せません。だから、親は貯金をしなさいとばかり言います。
しかし、今貯めたところで年利が0.001%なので100万円貯金しても8円しか増えません。
この仕組みを間接金融・間接投資と言います。
なぜ、ほとんどの人は直接投資を行わないのか?
自分で直接投資をして自分で利益を得る事をなぜしないのか?
考えてみましょう。
銀行のメリット
銀行のメリットを考えていきましょう。
- 金利がついて必ず増える↔︎投資は必ずではない。
- 元本保証がされる↔︎投資だとされない。
- いつでも引き出せる↔︎投資だと引き出せない。
- 安全に保管ができる。
上から順に説明していきます。
①確かに預金をしておけば100万預けて8円もらえます。
②100万円預けてたら100万円は必ずあります。一方、投資だと増える可能性もあれば減る可能性もあります。
③ATMにいけばいつでも引き出せます。一方で、投資だと1年ロック、3年ロック、長い物で保険証材で30年ロックなどがあり、いつでも引き出せません。
④銀行は確かに安全に保管ができます。
メリットを疑う
皆さんは先程のメリットを疑った事はありますか?
先程の4つのメリットは全て嘘です。
では、何が嘘か1つずつ説明していきます。
①お金を預けたら必ず本当に増えますか?
→ATMでお金を引き出す度に手数料で100円、海外なら1000円、窓口なら700円程かかりますよね。手数料で払った金額と金利で増えた金額、どちらが多いですか?
圧倒的に手数料ですよね。
②元本保証はありますが、本当に保証されますか?
→銀行は今最も潰れそうな業界ですが、銀行が潰れた時は1000万円までしか保証してくれません。
③自由引き出しは本当にできますか?
→「銀行からお金引き出したらダメですよ」という預金封鎖は頻繁に起きています。アルゼンチンが良い例です。政府が「銀行から引き下ろしたらダメだ」と言っています。
④安全保管は本当にできますか?
→トランプ政権の発言などでインフレリスクがある中で、円で預けていたら急に100円のパンが1万円になる可能性もあります。お金は変動するので、一つの種類の通貨で保管しているのは安全ではありません。
預金思考と投資思考
ここで一旦整理をします。
預金思考の人は、リスクはあるのにリターンはありません。一方で、投資思考の人はリスクはもちろんありますが、リターンもあります。
しかし、まず投資をするにも貯金をするにもお金がないとできませんよね。
今からそのお金を管理するスキルMM Skill(Money Management Skill)を説明していきます。
ライフポートフォリオ
ライフポートフォリを組むスキルが重要になってきます。
これは何かと言うと、自分の給料以上にお金を使ってしまったりする事を防ぐ為に組む物です。
例えば、30万円の給料の人は税金が引かれて24万円ほどになります。
この24万円の中から何にいくら使うのかをしっかり決めるのが良いです。
一番良いとされているのはNEEDSが50%、WANTSが30%、SAVINGが20%と言われています。
- NEEDS:家賃、交通費など絶対に必要なモノ
- WANTS:外食、彼女とデートするなどやりたいモノ
- SAVING:唯一投資に回せるモノ
ブーメラン税
では、このブーメラン税は何かというと簡単に言えば、30万の給料は変わらずに手元に残るお金を増やす方法です。
先程の話の続きですが、投資に回すお金を増やす為にNEEDSとWANTSを削る人が多いですが、このSAVINGを40%にする方法があったら知りたいですか?
その方法を説明していきます。
先程と一緒でサラリーマンをすると30万円のうち6万円が税金で持っていかれるので、24万円になります。そこからデートや家賃や食費などで19万円出費が出ました。すると、貯金できるお金は5万円しかありません。
しかし、ブーメラン税を使った場合どうなるか?
サラリーマンをしながら個人事業主をする事です。
個人事業主をするとサラリーマンの収入に事業の収入も加算されますが、そこは一旦考えないでおきます。
①外食費・交通費・家賃などを今までだったらコストだったモノを経費にする事ができます。(出費には業務に関する実経費のみが前提ですが、飲みに行った人と仕事に繋がる可能性はありますよね。なのでそれは経費になります。)
②この残る部分が今までだったら手取りだったのが利益になります。
③11万の利益に対してだと1万円程しか税金はかかってきません。
④貯金が10万円と2倍になります。
このお金を今度は投資に回してもっと増やしてかなければいけませんが、この投資は順序を踏んでいかなければいけません。
次回からのセッションはこの投資の手順を1つ1つブレイクダウンしていきます。
まとめ
今までは、何故親は「貯金しなさいと」言うのかがあまり理解できていなかったと思いますが、今回のセッションで貯金は意味がない事がしっかり理解できたと思います。
今は副業の時代です。お金をどのように管理して、それを増やすにはサラーリーマンをしながら副業で個人事業主をすると使える幅は一気に増やす事ができ流という事がわかったと思います。
飲み代に使うならこの学びに時間を使った方があとで何倍も楽しむ事ができます。
では、また👋
税金の実態理解で習得できた節税ノウハウ〜同じ売上でも2倍以上キャッシュを残せる方法〜
はじめに
日本の税金は物凄く高いですよね。
税金が高くてもしっかり国の為に使ってくれているのであれば喜んで払いたいのですが、政治家はキャバクラや汚職やら様々なくだらない事に使われています。
また、国税庁は毎月ノルマがあるらしくこの仕組み自体が終わっています。
では、どの様にして資金を残すのか?
こんな人にオススメ
- 経営者
- これから起業する人 など
結論
「香港やシンガポールで事業展開するべき」
資産構築スキル
業種の選択
多くの若くしてそこそこお金持っている人は、店舗ビジネス(飲食店・アパレル・エステなど)に走りがちで、年商10億と年商で多くの人は言いがちですが、営利は1億、純利は0.5億くらいしかありません。
しかし、年商が5億でもオンライン系のビジネスならば営利は2.5億、純利は1.3億になります。店舗系のビジネスは販管費(人件費・店舗・オフィスなど)が高いので、販管費があまりかからないオンライン系の事業をする方が良いです。
ビジネスは売上よりも利益を残す方が大事です。
たくさん稼いだらご褒美に自分の欲しいものを買いたいですよね。
高級時計・高級車・家など色々ありますが、これら経費で買えない物を買うには一旦所得にしなければいけません。
そうすると、ほとんど税金で持って行かれるのが日本です。
では、どこでした方が良いのか?
日本は、ほとんどの人が税金といえば主に意識するのは消費税のみになりがちで税金はそんなに高くないと思ってる人が多いのではないでしょうか?
しかし、上の図を見ていただければ分かる様に物凄く様々なことに税金がかかります。一方で、香港・シンガポールを見ると所得税と法人税のみになります。
ここには書いていないですが、日本はここにさらに消費税もかかってきます。
日本の税金の仕組み
この様にして、日本は全ての事に税金を取ってきます。
しかし、こんなにも税金を取っているのに借金だらけで政治家の給料は上がり、彼らはほぼ毎日料亭やクラブに行き、領収書をきって豪遊しています。
ヨーロッパの方は税金は高いですが、子供にかかる物や老後の施設、公共料金無料など様々な所にしっかり使われています。
香港の税金の仕組み
日本の場合は、先ほど説明したので割愛しますが何重にも課税されますが、香港は10億円入金があるとそこから出る利益に対してのみ税金がかかります。
その利益を他に回しても一切税金はかかりません。
多くの人がやりがちなミス
日本法人に1億円売上が貯まり、その売上に消費税がかかって9千万利益が残ったとします。(※100%原価が無かったとして)
そのまま、9千万の利益を香港の法人に振込ます。そうすると、法人税の16.5%のみになります。「めちゃくちゃ良いやん」と思い多くの人がこのスキームをしようとします。
しかし、現実はこんな簡単に作られてはいません。
海外外注の注意事項
まず、①移転価格税制があります。
その関係会社へ外注する際に相場的に見て適正な価格なのかどうかです。
次に、②業務の実態です。
コールセンターや工場の運営、システム開発など本当にそこで業務を行なっているのかどうかという事です。
竹花さんのスキーム
竹花さんが関係する会社は8社あります。
日本の株式会社Limと香港のMDSは竹花さんのみの会社で、従業員もいる株式会社Lim Globalは竹花さんの100保有する会社になります。
他には、フィリピンのLim Asia、日本のLim Japan、モンゴルのLim Mongolがあり、フィリピン・モンゴルは外資規制があり、日本人の会社にする事はできない為、竹花さんの会社ではありません。
竹花さんのキャッシュフロースキーム
①竹花さんのキャッシュフローシステムは、竹花さんのみの香港のMDSでサービスの開発を行い、それを販売代理店が世界中のユーザーに向けて販売します。
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②・③それをユーザーが良いなぁと思ったら、MDSに申し込みをしてMDSがそのサービスを提供します。
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④そしてこのユーザー達が決済をします。それが仮に100億円だとします。その100億の決済をする会社が株式会社Limです。しかし、ここでは売上ではなく預かり金で決済します。なぜなら、開発は香港のMDSで行っているからです。
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⑤そのうちの30億を営業報酬として販売代理店に渡します。
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⑥決済手数料を引いた残りの69億円の預かっていた香港のMDSに送金します。
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⑦そしてそのうちの1億円ほどをサポートセンターのLim Globalに渡します。
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⑧Lim Globalがユーザーの運営サポート(問い合わせをしたい、サービスがよく分からないなど)をします。
移転価格税制
普通に売上を日本から香港の会社に業務委託として流した場合、移転価格税制で指摘されるリスクがあります。
なので日本での売上は預かり金処理として香港に渡します。なぜなら、香港でシステムを開発しているからです。また、国際調査はあるものの基本的には国税庁は海外の売上を管轄できません。
リバースチャージ
続いて消費税についてお話しします。
みなさんがカフェに行ってコーヒーを注文する時に100円(税別)と書かれてあると、会計の時には110円を支払いますよね。この消費税の10円はお店が預かっていて、年に3回ある支払い日に国に支払います。
では、Limのシステムをみなさんが買う時の仕組みを説明します。
例えば、みなさんがiTunesで音楽を買う時に音楽を買ったらそのiTunesは香港のiTunesだったとします。そうすると、税込みで110円の曲を買っても香港の会社が日本にその税金を納める義務はありません。購入者が支払わなければなりません。
これをリバースチャージと言います。
リバースチャージは、ネットとかで海外サイトで商品・サービスを購入する場合は、海外の企業は支払う義務は無く、この場合は購入者が支払う必要があります。
業務の実態
業務の実態に関しては、香港で働いているのか日本で働いているのかですが、どちらの会社も竹花さんのみの会社なので、サーバーも従業員も開発の場所もオフィスも全て香港なので業務の実態に関しても大丈夫だという事です。
代表貸付
このスキームだとどんどん香港にお金が溜まっていきますよね。
①なのでその溜まったお金を代表である竹花さんが竹花さん自身に貸付(代表貸付)をします。貸付なので利子を取らないといけないので1%(相場程度)を取ります。
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②この100億をそのままプライベートバンカーに割り振って投資をします。
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③プライベートバンカーから投資配当で5%程くれます。そうすると毎月100億円から5億円の利益を生み出してくれます。
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④その配当から利息の1%を支払います。なので4億円が残るというスキームになります。
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⑤その1億は戻って来ないのかというと、MDSの配当でいつか1億戻って来るといった仕組みになっています。
投資を担保に借入
そもそも竹花さんは会社から借りるお金以上に投資をする方が良いと思っている為、投資を担保に銀行から借入をして、そのまま借入金をまたPBに流して5%の配当をもらい1%の利子を返すという事をしています。
では、なぜこんなにややこしくしているのか?
そのまま所得にしたら良いのではないか?と思ったりする人も多いのではないでしょうか。
そうするとめんどくさい事があります。
国外でも居住地を日本に置いていると、日本に納税しなければいけなくなります。PBや銀行は投資の配当や銀行の残高をCRS(Common Reporting Standard)と言う国税庁にレポーティングする世界基準があります。
生活の拠点が海外の場合は、日本の課税対象にはなりません。
なので竹花さんは、株式会社Limからの40万の役員報酬しか日本の収入はありません。
ここで海外の居住者とみなされる為の条件があります。
- 海外に年間183日以上いるか
- 家族や住居が日本にあるか
- 資産の割合が海外の方が多いか
- 海外にいるべきる理由が定かであるか
- 行政に海外居住者として申請しているか
竹花さんはこれらの条件を全てクリアしている為、海外居住者とみなされていますがまだこれでも安心はできません。
財団設立
なぜなら国税庁はさじ加減で書類送検をするかしないかを決めるからです。青汁王子の時は書類送検をしましたが、徳井さんの時はしませんでした。
国税庁の人たちが気に入らない人であれば少額であろうと書類送検する事ができます。
国税庁はこの拠点に関して「生活の拠点」かどうかは「客観的事実によって判定する」と言っています。しっかりと明確な基準を決めておかなければならないのに曖昧にしているのが国税庁です。
なので竹花さんは資金を財団基金としています。
財団は資金の活動用途が広められ、更にどの国でも個人所得にならない為、非課税の対象になります。
まとめ
自分達が日頃支払っている税金が何に使われているのかを知った上で、自分の稼いだお金なら自分でしっかり使いたいと思うのが普通だと思います。
その税金を正しく使わない国に多額の税金を納めたくないと思うのは当然です。節税に関してもこの様な仕組みを知っておかなければ脱税になるので注意しましょう。
では、また👋
不を見つける事でできた起業のアイデアの探し方〜10分で事業を始める為のきっかけが手に入る〜
はじめに
ビジネスアイデアが思いつかないと言う人をよく耳にしますが、ただ情報に触れていないだけだから思い付かないだけです。なのでビジネスアイデアは誰でも簡単に見つけ、それを事業化する事ができます。
こんな人にオススメ
- 新規事業を任されている人
- 自分で何か事業をしたい人 など
結論
「ビジネスアイデアはそこら辺に石ころ以上に転がっているので、日々の情報収集が肝心」
ビジネスアイデア
ビジネスアイデアは、どの様に思いついたら良いのか?と疑問に思う人が多い様ですが、そこら辺に石ころ以上に転がっています。
ビジネスアイデアを見つけるには、不満・不安・不経済的・不平等的・不利益などの不を解決する物を探す事です。これらの負を解決してくれるものに人はお金を支払います。
例えば、スーパーから出てきた子連れのお母さんが荷物を抱えて子供を連れて出てきます。もうそれが「不」ですよね。
これを解決する為に、コープの配達などがありますよね。
REVERSE FACTを探す
竹花さんは、フィリピンに行った際にタクシーに乗ってすぐに「不」を発見しました。それは、「①広告看板が多い」という事です。
次の日、病院に行った際にまた「不」を見つけました。「②待ち時間が長い」「③病院が綺麗」「④高級車の乗り付け」の3つの「不」を見つけました。
1つずつ解説していきます。
まず、普通の人は①〜④を気付いてもその表面上の目に見えてる物にしか気付いていません。ただ単に、「病院が綺麗なぁ。」の様に。
①は、なぜ「不」なのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、広告が多いという事はそこに広告費を払っている企業が多いという事です。フィリピンの様に貧富の差が激しい国では、費用対効果が悪すぎますよね。
②、③、④はなぜかと言うと、フィリピンは日本の様に保険制度が無いため、プライベートホスピタルは完全に自己負担になってしまいます。なので、お金持ち以外は行く事ができません。つまり、病院はお金持ちしか集まらないとこになります。
この様にしてSURFACE FACT(表面上の事実)からREVERSE FACT(裏側の真実)を探さなければなりません。
つまり、ここで言うREVERSE FACTは「無駄な広告費だな(不経済的)」「待ち時間イライラするな(不満)」「貧乏な人多いのになぁ(不平等的)」となります。
竹花さんは、この「不」に対して「病院の中に広告看板を出した方がいいんじゃないか?」 と考えました。
なぜかと言うと、この屋外広告[OOH(Out Of House)]はクライアントが広告を出しますよね。このOOHを利用して広告を出しているユーザーに対して病院の中に広告看板を出す事を提案する事で「効果の効率化」「コスト削減」「ブランディングアップ」の3つを提供できるサービスを作れるなと考えたからです。
広告の違い
マス広告・OOH広告などのマスメディアは、全員に対してリーチをします。しかし、その商品を買うのは一部の人だけです。しかし、広告はリーチした分の広告費を払います。なので広告看板やテレビ広告は全ての人にリーチする為、広告費が高くなります。
一方で、竹花さんが作ったMEDICAL ADSはダイレクトリーチする事ができます。
クライアントがお金持ちに対して広告をしたいのならば、病院で出せばお金持ちにリーチする事ができます。
つまり、自分の必要なターゲットにのみ広告ができるので費用対効果も良く、効率が良くなるわけです。
教育広告
広告を見る時間をタイムボリューム(VIEW TIME)と言います。このタイムボリュームが長ければ長い程、教育的な広告ができる様になります。
例えば、車の中から見える広告看板は一瞬なのですぐに忘れられてしまいます。つまり、情報が薄い広告になります。しかし、病院の中などに本やカタログなどを置いておくと、待ち時間の間にそれを読んだり、見たりするのでタイムボリュームが長くなり教育広告ができます。
- 屋外広告だとまずエッサストリートは月間400万人、 MAの場合だと500クリニックほどになるので月間25万人の人が来ると定義します。
- 次に、実際に広告を見た人の割合(VIEW RATE)ですが、大体30%の人が視界に入っています。なぜこれがわかるかと言うと、Billboardに小さいカメラがついていて数を把握する事ができます。一方で、ほぼ100%の人が見ると思いますが、クリニックは50%程だと仮定します。
- 次にセグメントで実際にその広告で出されている高級な物を購入する事ができる人は、広告を見た120万人の中の10%程なので12万人ほどになります。フィリピンは貧困層多いから。逆に、MAはお金持ちしかそもそも来る事ができないので100%の人が見ます。なので12万5千人程になります。
ここまで見て分かったと思いますが、OOHの場合だとリーチ数は多いですが、実際に自分たちが狙っているターゲットに対してあまり効果がありません。
なのでMAを使う事で、広告費も半額で抑える事が出来る様になります。
ドクター商法
広告も病院に置く事でブランディングアップに繋がります。
これは、ドクター商法と言うもので、病院にレッドブルが置いてあると人々はこの病院はレッドブルをオススメしているのだなと思います。
この様にして、ドクター商法を使っているのがドクターシーラボやDr.Pepperの様にドクターを付ける事で商品のブランディングアップに繋がっています。しかし、エッサストリートに広告看板を出しても何のブランディングにも繋がりません。
なのでMAはヒットしました。
では、この事業を成功させる為の戦略は何か?
無在庫商法・独占契約
まず、広告を出したい企業を探してくるので今すぐにはお金は払えないけど契約できたらその分のprofit shareをするので、絶対に他には貸さないでください!と契約します。
そうする事で、1円もかけていないので在庫を抱えるリスクを背負わないというので特にリスクが生じなくなります。
競合排他
「あなたが買わないなら他の企業に売ります。」とエクスクルーシブで年間契約にする事で同じビジネスが他の所で出来なくなるので競合排他をする事ができます。
事業を作る上で大切な事
アインシュタインの様に新しい大発明を起こそうとしても今の時代はほぼ不可能になっています。なぜなら新しいアイデアはもう生まれないからです。
その理由は、モノと情報が溢れかえっている為、何かを始めようとすると情報と情報の繋ぎ合わせをする事です。なので情報に触れる事が最も大事な事になって来ます。
「シリコンバレー」というドラマがありますが、1人がデータを圧縮する技術を作り、他の人が動画や音楽のダウンロードなどをして、誰かがネット上に音楽のダウンロードのソースコードをオープンにする事で、そこに音楽のサイトの情報とを掛け合わせる事でその間にビジネスチャンスがあります。
つまり、情報と情報との間に出来るのが機会という事です。
さて、ここで問題です。
先程のMAのトップクライアントはどれでしょうか?
多くの人は、製薬業界だと思うのではないでしょうか?
答えは、不動産です。
竹花さんも最初は製薬業界に絞っていましたが、不動産に変えて考えると不動産はショッピングモールだと時間が取れないので、待ち時間が長く高所得者がくる病院だとリーチできますよね。
他には、ベンツなどもリーチができますよね。
「ニッチ戦略」と「ターゲットを絞る」事は違う
なのでターゲットを絞るという行為はめちゃくちゃダメな事です。
ここで重要な事が1点あります。それは、「ターゲットを絞る」と「ニッチ戦略」は違うという事です。
例えば、あなたのお店があります。ターゲットとして家の近くに住民がいます。ここで、ウイスキー・ワイン・日本酒・カクテルなど全部出していると勿論コストもかかって来ますよね。
じゃあ、最低コストに集中して「カクテルに対して集中しましょう。」とする事でターゲットの中の最大マスが取れます。
これが「ニッチ戦略」であって、その最大マスの中でじゃあ「女性にターゲットを絞ろう」とか、「年齢は30代前半にしよう」などとするのが「ターゲットを絞る」という事です。この行為は最大マスの中からさらに絞って自ら最大マスを絞る行為になっています。
なのでターゲットを絞るという事はしない方がいいです。
まとめ
ビジネスアイデアは、そこら辺に石ころの様に転がっています。
まずは、その転がっている「不」を見つけ、それを改善するアイデアを生む為に日々情報を収集する事が大事になってきます。
そうする事で誰でもビジネスを始める事ができます。
では、また👋
仕組み化スキルの理解ですっきりしたマネジメントの方法〜15分であなたの会社のマネジメントが改善され業績up間違いなし〜
はじめに
仕組み化は、めちゃくちゃ需要なものになってきます。マクドナルドは、1940年にマクドナルド兄弟が創業して、現在37,241店舗(2017年時点)になっているのは全てがマニュアル化にしているからです。
つまり、それほど重要なわけです。
こんな人にオススメ
- マネジメントに悩んでいる人
- トップ営業マンがいて営業の効率化ができていない人 など
結論
「マニュアル化は、人やお金が要らなくなる経営拡大の最低条件」
仕組み化
まず、仕組み化を事業スピードと収益性を保ったままの拡大を行う為の方法と定義します。
通常、仕組みが無いところは1人で100万売上があると、5人になるとスピードも落ち、10人になると売上を売上を10人で分けている為、どんどん縮小していくことになり、結果潰れていきます。
一方で、仕組みがある会社は1人で100万なので100人いると1000万になる、これが仕組み化になります。
モチベーションケアをしない
事業をする上で一番疲れるのがモチベーションケアです。なので必ずトップダウンになる必要があります。
日本の多くの会社は、後輩のモチベーションケアの為に仕事終わりに飲みに行って「期待してるぞ」と言ったりします。しかし、人のモチベーションは長く続きません。なぜなら、翌日に彼女と喧嘩して別れたり、友人と喧嘩したりしたらモチベーションはすぐに下がります。
つまり、モチベーションは外部に左右されるものとなります。
マニュアル化とタスク化
では、どのようにしてマニュアル化とタスク化をするのか?
上の図を見てください。
例えば、マクドナルドはお客さんが来たらAさんがレジ打ちをしてレシートを渡し、Bさんがその商品を作って、Cさんが商品が出来上がるまでにドリンクなどを作って、商品が出来上がったらそれを提供する。
このようにして誰が何をやるかマニュアルを作り、タスクを徹底します。
ビジネスで大切な思考法
このマニュアル化とタスク化を徹底するには持っておかなければならないマインドがあります。
それは、1人の顧客に特別対応をしない事です。
なぜなら、1人1人に個別の対応をしていると企業は成長することができません。
なので、どんな事業をするにおいても「もし、1000人だったら?」という風に考えます。そうする事で、1人で1000人の顧客を相手にする様な仕組みを設計する事ができます。
- 例えば、メールを1人1人返信していると1000人いたらキリがありません。なのでメール対応を定型文化し、定型分だと人間味がなくなるのでハッピークロージングをします。ハッピークロージングとは、文末に「今年も暑い日が続いていますが、熱中症に気を付けてお過ごし下さい。また、何かあったらいつでもご相談ください。」などの様に書く事です。
- また、何か情報を更新する際に多くの人はPDFにまとめて送信しますが、情報が更新されるたびにいちいち送らないといけないので最初からフォーラムかして、サイトのURLを送っておけばそこを確認するだけでいつでも見る事ができるので、管理を楽にする事ができます。
トップ営業マンを作らない
トップ営業マンを作らない仕組みを作る事が大切です。
なぜなら、トップ営業マンがいる会社はその人がいなくなると営業が取れないという事だからです。
なので、誰でも営業が取れる様な仕組みを作らなければなりません。
これは、僕も自分で考えていたのですが、動画で新人研修・営業活動を行う事で徹底的な効率化になり、その動画の後にテストをし合格した人だけが営業に行ける仕組みにします。
多くの会社は、上司が一緒に部下と営業に回ったり、付きっきりで営業研修してますよね。しかし、それをすると時間がかかり効率が悪いです。
会社にとっても新入社員にとっても良いです。
また、営業で一番重要な事はお客様に選ばれる事ではなく、こちらがお客様を選ぶ事です。
どういう事か?
通常、アポを取ると「来週の水曜日なら」とか、「明後日の15時なら」など待たされますよね。その日数が物凄くもったいなくなってきます。なので、営業の効率を上げる為に2つの事をチェックしておかなければなりません。
- 会う期間を縮める。
- クライアントの温度感を確かめる。
この2点の効率化をする為にどうするか?
⇒動画のURLを送る。
動画を送る事で会うまでの期間の無駄を無くし、分からない事があれば問い合わせてもらうか当日に聞く、また、ただ聞きたいだけなのか、それとも結構興味があるのか、その温度感を確かめる事もできます。
この様にする事で営業の効率化を図ります。
このやり方を断られる様な客は断る方が良いです。なぜなら遅れすぎているからです。
マネジメントの仕組み化
会社はそもそも組織でマネージャーはその会社で働く一個人であり、「こんな事やりたい」などの自己実現を個人から受け、会社は報酬や「こんなプロジェクトやってみる?」などの機会や地位を与えています。
それと同時に組織は、社会に対して個人の自己実現に合わせて社会貢献をしたり、社会がそれに対してお金を払って会社の存続や発展に貢献してくれています。
ここで言うマネージャーは、その組織を機能させる事が役割です。
同一マネジメントをしない
先程の自己実現は、人によって全く異なります。しかし、多くの人は自己実現が人によって異なるのに同一マネジメントをしています。
例えば、「Aさんは出社しないけど良い成績を残している」一方で「Bさんは出社しないと寝てしまう」など勤務態度も異なるので、管理体制も人によって変えなければなりません。
ここまで聞くと「同一マネジメントはダメだけど1人1人管理しなければいけないのに個別でしてると時間が無い」。なんだか矛盾してる様に感じますよね。
大丈夫です。人の管理は大きく3つに分けることが出来ます。
マネジメントの割り振り方
- 安定目的:バックオフィス系の職種の人に多く見られる(経理など)。家族構成によって多く見られる。
- 金銭目的:営業職や成果報酬制に多く見られるもので、人参ぶら下げるとそれを求めて走り続ける人。
- 自由目的:エンジニアやプログラマーに多く見られる。
安定思考の人に成果報酬制を取っても安定が欲しいので辞めていってしまいますし、金銭目的の人に安定を謳っても辞めてしまいますし、自由目的の人に1000万上げても興味が無いので辞めてしまいます。
なので、この3つの型に従業員を振り分けて仕事を振り分ける事が大事になってきます。
まとめ
「モチベーション=パフォーマンス」に左右されない=人に依存しないという事になります。トップ営業マンに頼っている会社は弱いです。
ですから、しっかりとマネジメントも営業も仕組みを作る事で効率化する事が出来ます。
では、また👋
キャッシュフロー計算書(CF)理解でできた決算の読み方〜10分で会社の経営方針がわかる様になる〜
はじめに
キャッシュフローと聞くと、なんとなく雰囲気はわかりますがまためんどくさそうですよね。でも、これを読むだけで10分で会社の経営方針を把握する事ができる様になります。
こんな人にオススメ
- 起業家になりたい方
- 経営者だけどあまり把握してない方
- ゆくゆくは経営に携わりたいと考えている方 など
結論
「CFは、会社の経営方針や経営状況を把握できるもの」
キャッシュフロー計算書(CF)
早速ですが、マネーフォワードのキャッシュフロー計算書はどちらでしょう?
分からなくて、当たり前です。
では、詳しく説明していきます。
キャッシュフロー計算書(CF)は、細かくいろんな事が書いてある決算を上の図に当てはめるだけで理解する事ができます。
この3つを抑えておけば良いです。
- 営業活動:本業の営業活動で現金がどの程度増減したか
- 投資活動:投資によってどの程度現金が増減したか
- 財務活動:資金調達と返済でどの程度現金が増減したか
上の図のCFは、ソフトバンクのCFです。
ソフトバンクの場合は、①の営業活動は携帯の通信事業なので上に向いているので、売り上げも順調だと言う事です。
一方で、②で本業での売上以上に投資活動を行っています。なので、現金が残っていないので、③の財務活動で資金調達しています。
営業活動CF
営業活動CFは、主に以下の4つになります。
- 商品を販売して手に入れた現金
- 材料を仕入れるために支払った現金
- 広告宣伝費など販売管理費に流出した現金
- 税金支払・保険金受取など
①と②は、簡単に言えばコンビニでうまい棒を売った現金とうまい棒を仕入れる為にかかる現金です。
③は、PLでもやった通り人件費や広告費などの販管費の支払いに必要になる現金です。
④は、営業活動で儲かった分の税金の支払いや保険金の受取などもあったりするので、これらを踏まえて利益が出ていたら矢印が上に向きますし、赤字なら下に向きます。
この本業での営業活動で利益が出ていたら投資をする為の財源にもなりますし、株主への利益還元の為の財源にもなります。
しかし、本業の営業活動で赤字が出ていたら投資で回していた利益で補ったり、銀行から借入したり、債券を発行して借入したりして補います。また、ずっと本業で赤字が続いているのであればそもそもの事業基盤の改善を測らなければなりません。
営業活動CFは、CFの3つの中で最も重要なものです。
投資活動CF
投資活動CFは、企業の投資活動によって、会社に流入・流出した現金の動きを表したものになります。
投資活動は、マイナスになっているとダメだと思うかもしれませんが、投資活動がマイナスになっている方がどんどん投資をして事業を拡大しようとしているので、むしろマイナスの方が良いです。少しソフトバンクは攻めすぎかもしれませんが。
なので、投資活動CFはマイナスの方が理想的だという事です。
投資活動によって、会社がどういう事に興味を持っているのか、どういう風な経営方針で行っているのかが分かってくる様になります。
投資の財源が銀行から借り入れたのか、投資家かから借り入れたのか、それとも営業活動で儲かっているから投資に回しているのかなど、投資の財源を確認する事ができるし、どのくらいの規模で成長市場に何百億・何兆円を投資しているのか、それともまだまだ市場ができていないスタートアップの小さい所に数億円・数千万円投資しているのかなどで、どこの分野に興味があるのかなどその会社の目指している方向などが分かります。
それが工場に投資しているのであれば、事業を拡大しようとしているのだなぁとか、農業のベンチャーに投資しているのであれば、その会社は農業系に着手しようとしているのかなぁなどがわかる様になります。
財務活動CF
財務活動CFは、調達したらプラス、返済したらマイナスになります。
企業が上場し資金調達をした場合、この区分が大きくプラスとなりますし、債券を発行しすぎたりするとプラスになりますが後々借金になります。
おさらい
ここで3つの数字のおさらいをします。
①営業活動CFがプラスなら本業でしっかり利益を出しているという事ですし、ここがマイナスなら本業で赤字になっているという事です。
②投資活動CFがプラスなら設備や株を売却しているという事なので、急に現金が必要になっていたり、事業が縮小しているという事ですし、マイナスなら設備や株に投資をしているのでものすごく理想的な状態だという事です。
③財務活動CFがプラスなら銀行や投資家から資金を調達しているという事ですし、マイナスなら調達した資金を返済しているという事です。
CFの8つのパターン
①健康経営
健康経営とは、本業で儲かったその資金を投資や借入の返済に充てるものです。
②攻め方
本業で儲かって、資金を投資して足りない分を借入しているものです。
ソフトバンクがそうです。
③安定型
本業で安定しているが、設備や投資の見直しなどで一部資産の売却を行い手元の資金を厚くする事で、資金調達を行おうとするものです。
④大幅見直し型
本業でも赤字で事業自体を見直して次の一手に向けた投資を行っている状態です。
⑤治療型
本業や設備投資で資金を得て返済に当てるものです。
⑥衰退型
本業で資金が赤字で、それを補うために設備を売却して返済を進めるものです。
⑦勝負中
資金繰りが難しくてキャッシュが流出していますが、借入によって投資を行っているものです。スタートアップがそうです。
⑧東芝の財務諸表
営業活動で赤字で投資活動で設備などを売却して、さらに銀行などから借入もしている状態です。
では、ここで再度質問です。
いつも通り、マネーフォワードの会社を考えてみましょう。
SaaSモデルは、従来のショット型とは違い月額で売上を上げるものなので短期的には赤字になりやすいです。
①は、営業活動は赤字だが、さらに投資を行っています。なので⑦勝負中です。
②は、営業活動は黒字で、投資をさらに行っています。なので②攻め型です。
財務活動は、両方ともプラスになっています。しかし、資金調達以上に投資をする事は新規上場する会社では考えられにくい。
こういったスタートアップは資金が少ないので、資金調達以上に投資活動をする事はあり得ない。
答えは、①がマネーフォワード、②が武田製薬工業です。
投資家は、営業活動が赤字でもSaaSモデルが短期的に赤字なのを知ってるのでこんなに資金調達ができています。
一方で②の武田製薬工業は、本業で利益が出ているので工場などに投資をして資金調達もできています。
まとめ
この8つのCFを抑えておく事で、その会社の状況を把握する事ができ、また、その会社の経営方針を把握する事ができます。
では、また👋
貸借対照表(BS)理解でできた決算の読み方〜10分で会社の資産の状況が把握できる〜
はじめに
貸借対照表(BS)なんて聞くと意味がわかりませんよね。僕も実際勉強するまでは「こんなん経理に任せておけばええや」 と考えてましたが、めちゃくちゃ簡単なのでしっかり理解して下さい。
こんな人にオススメ
- 起業したい方
- 投資をしたい方
- 会社の経営に携わりたい方 など
結論
「期末時点の会社の財産状況と資金の調達と運用の状況を表しているもの」
貸借対照表(BS)とは
そもそも貸借対照表(BS)とは、一時点の財政状況を表すもので会社に存在する財産の状態や、会社資金の調達と運用の状況を表すものです。
では、早速問題です。
ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドのBSはどれでしょう?
分からなくて当たり前です。
BSは、ざっくり表すとこの図画になります。
右の部分で会社は資金を調達し、左の部分で調達した資金を運用します。
つまり、調達した資金をどの様に運用するのかを表しているものになります。
まず、調達状況の方から見ていきます。
調達でも返済の必要な調達がありますよね。銀行から借入しているお金は返さなければいけませんよね。それが流動負債になります。
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一方で、返済が不要な資金調達もあります。<投資をしてもらったら失敗したとしても、そのお金は投資なので返済する必要はありませんよね。それが、純資産になります。
その調達したお金を不動産の投資(オフィスを借りるのではなく買うなど)、有価証券の購入(他の会社の株を買うなど)などをしますよね。この様にして調達した資金を運用します。
運用状況
資産の運用
資産を運用し、企業はお金を回収します。その回収するスピードに応じて流動資産と固定資産に分かれます。
資産をどの様に運用するかというと、例えば、100均で100円で売れるものを50円で仕入れますよね。その商品は売れなければ在庫になりますが、すぐに売れて現金になりますよね。この様に回収のスピードが早いものが流動資産になります。
売掛金とは、後払いのものになります。すでにサービスを提供して月末に提供した分のお金を払ってもらいます。なので売掛金も回収スピードが早いので流動資産に入ります。
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一方で、固定資産は何かと言うと調達したお金で建物を買ったり、トラックを買ったり、備品を買ったりするものです。
例えば、建物を10億円で買った場合、賃貸にしてもすぐには10億円を回収できませんよね。30年や20年で回収できるといった状況ですよね。トラックも一緒です。500万でトラックを買っても何年か仕事の依頼を受けて回収できますよね。
この様に回収スピードが遅いものが固定資産になります。
調達状況
流動負債と固定負債
今度は調達状況について説明していきます。先程とほとんど一緒で返済期間が短ければ流動負債、返済期間が長ければ固定負債になります。
まずは、流動負債から説明します。
先程は、売掛金でしたがその逆で今回は買掛金になります。この買掛金や誰かに1年以内にお金を返すからと言ってお金を借入れる短期借入、これは1年以内にお金を返さなければいけませんよね。この様に返済期間が短いものは流動負債になります。
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一方で、固定負債は社債を発行したり、長期借入をしたりするものです。
例えば、工場を立てるから10億円を貸して欲しい時に社債を発行して必ず返すよと言って10億円借入たり、他には銀行から10億円を長期借入したりします。10億円は返済するのに時間がかかりますよね。この様に返済期間が長いものは固定負債になります。
純資産
純資産とは、資本金や前年分で利益が余ったものの利益余剰金、これを株主資本と言います。その他の資産は新株予約権や評価換算差額です。
自分の会社は、毎年100万の売上が立つ見込みがあるのに100万で会社を売らないですよね。5年後とかに売りますよね。だったら会社の価値は500万なんですよね。
最初よりも段落が増えていますが、一緒です。右側が調達している状況で左側がそのお金を運用する状況を表しています。
- 短期借入など返済が必要で短期間で返さなければいけない流動負債
- 銀行からの長期借入などの長期間かけて返済する固定負債
- 資本金や利益余剰金、株主の投資などの返済が不要な純資産
- 売掛金や商品の販売など短期間で資金を回収する流動資産
- 工場を建てたりなど長期間で資金を回収する固定資産
この5つに分かれます。
今までの話を踏まえて先程の問題を再度考えてみましょう。
まず、オリエンタルランドのイメージを考えましょう。
- ディズニーランド運営だから土地建物が高い
- 土地建物が多い=固定資産が高い?
- ずっと黒字を出していて儲かっている会社
- 信用格付けがAAだったから財務状況は良いはず
一つ一つ考えていきます。
固定資産が多いのに固定資産が少ない③は明らかに違いますよね。
ずっと黒字を出して信用格付けがAAだったので財務状況が良い時はこの様に考えます。
流動資産が多い=「すぐ支払ったる!」資産、一方で流動負債が多い=「すぐ支払や!」負債になります。
なので、①と②を比べた時に②は支払わなければいけない流動負債が多いのに、すぐに支払えるお金流動資産が少ないのは財務状況が良いとは言えないですよね。
流動比率とは
(流動資産÷流動負債)×100%をした時に数値が大きければ大きい程、安全性が高く逆に低ければ安全性が低くなります。
例えば、①ですぐに100万支払えるとします。50万すぐに支払ってくれとなると(100÷50)×100%=200%になります。
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一方で、②はすぐに支払える資産が50万として、すぐに支払わなければならない負債が100万だと(50÷100)×100%=50%になります。
信用格付けAAで財務状況が良いという場合は純資産が多いはずで、200%で短期的にも安全性があ流ので①が答えになります。
他のBSはどこの会社の物なのかと言うと上記の様になります。
①オリエンタルランドは、信用格付けAAの優良企業でもあり安全性は非常に高い為、100%を下回るとは考えにくいです。黒字経営で過去利益の積み上げの影響もあり純資産もあります。
②は、東日本鉄道で線路を引くための土地と車両が多いため固定資産が膨らんでいます。
③は、mixiでIT企業は設備や建物などほとんど必要ない為、固定資産はかなり小さくなる傾向があります。
まとめ
前回のPL同様、難しいと思ってほとんどの人が勉強しませんが、全て左右に分けて考えるだけで、かつもの凄く簡単なものになっています。
これをしっかり理解するだけで資産の状況を把握する事ができますし、自分で経営をしてもちゃんと状況を把握する事ができます。
次回は、キャッシュフロー計算書(CF)について話していきます。
では、また👋